8 4, 2020
トムソン・ロイター、国際税務ソリューションにDAC6対応の新機能を追加
EU域内で事業展開する企業の税務を支援
2020年8月4日
トムソン・ロイター株式会社(住所:東京都港区、代表取締役:植木 謙 以下 トムソン・ロイター)は、国際税務ソリューション「ONESOURCE CheckPoint World」に、欧州で事業展開する企業の税務を支援する機能「DAC6 Reporter」を新たに追加しました。
欧州連合(EU)は、国際間取引や租税回避アレンジメントに対して適正に課税するために、加盟国間での税務関連の情報交換を強化する改正指令(2018/822/EU 通称「DAC6」)の適用を、2020年7月1日より開始しました。これによりEU域内で事業展開する企業などは、国境をまたぐアレンジメントで一定の要件を満たすものについて、関連するEU加盟国の税務当局に対して報告する義務を負うこととなります。
DAC6 Reporterは、以下の機能を提供し、欧州で事業展開する企業の税務とコンプライアンス管理を支援します。
- 各国固有のDAC6ルールを考慮した包括的なライブラリ
DAC6 Reporterは、各国税務当局への報告に必要な情報を網羅したライブラリを備えており、報告可能なアレンジメントを誰が、いつ、報告すべきかを判別するためのルール、報告を怠った場合の罰則について参照することができます。
- 報告可能なアレンジメントおよび関連する取引に自動的にフラグ立て
アップロードされたアレンジメントや取引のデータについて、各国のルールに照らして報告が必要なものを自動的に捕捉しフラグを立てます。また、データサーベイツールも搭載されており、内部のステークホルダーや外部のアドバイザーについて、報告可能なアレンジメントがあるか、すべての取引が捕捉されているかを検証し、仲介者が報告すべきもの、納税義務者自身が報告すべきものを仕分けします。
- 各国のDAC6レポート提出期日を一覧表示
各国税務当局へのDAC6レポート提出期日をすべてリスト化して表示し、レポート作成に必要なタスクを該当者にアラートメールで知らせます。
- DAC6レポートフォームへの自動入力ツール
関連データを集めDAC6レポートフォームの各項目に自動で入力します。手入力で必要な項目については、データサーベイツールやチャット機能を活用することでリアルタイムに専門家の知見を得ながら作業が可能です。記入後のフォームは国別のレポートフォーマットに変換され、各国税務当局へ直接送信されます。
関連リソース
トムソン・ロイターの企業税務ソリューション(ONESOURCE)
トムソン・ロイターについて
トムソン・ロイターはビジネスに有効な情報を“活用”できる形でお届けするリーディング企業です。タックス&アカウンティング(税務・会計)、法律×テクノロジー、国際貿易、リスク&コンプライアンス管理業務に携わる専門家のため、世界で最もグローバルなメディアサービスであるロイターの情報と組み合わせ、専門性の高い情報を提供しています。
本件に関するお問い合わせ先:
トムソン・ロイター株式会社
マーケティング
Tel: 03-4563-2700
Email: marketingjp@thomsonreuters.com