2024年12月3日 | トムソン・ロイター株式会社
トムソン・ロイター、法務特化型の生成AIアシスタント「CoCounsel」の国内提供を開始
- CoCounselは、法務業務の迅速化、合理化、改善に特化した生成AI機能を提供し、法律専門家の業務ワークフローを支援
- CoCounselはこれまで米国、英国、オーストラリア、カナダなどで展開し、このたび日本でも提供開始
グローバルにコンテンツおよびテクノロジーを提供する米国トムソン・ロイター（TSX/NYSE：TRI）は、法務に特化した生成AIアシスタント「CoCounsel」 を日本国内で提供開始することを発表しました。CoCounselのリリースは、トムソン・ロイターのAI テクノロジー戦略における重要なマイルストーンであり、当社が「Build」「Buy」「Partner」の三本柱の戦略の下、推し進める法律専門家の働き方改革へのコミットメントとその進展を示すものです。
CoCounselは、世界初の法律専門家レベルの生成AIアシスタントであり、日本の法律専門家がこれまで以上に効率的かつ丁寧に仕事をし、より多くのクライアントに高品質のサービスを提供することを可能にします。CoCounselは、自然言語を解して複雑なタスクを処理することができ、実際のチームメンバーのように仕事をします。人間が行うよりも格段に速くタスクをこなし高精度な情報を適切なタイミングで提供するほか、複数の作業スレッドを保存した上で、顧客が日々使用するさまざまなタスクや製品について横断的にコンテキストと情報を保持します。この生成AIアシスタントは、法律専門家の作業をサポートすることでワークフローの迅速化と合理化を実現し、顧客データを安全に保ちながら、法律専門家が仕事をより高品質、かつ迅速に行うことを可能にします。
トムソン・ロイターの日本法人であるトムソン・ロイター株式会社 代表取締役社長の三浦健人は、次のように述べています。
「日本の弁護士や企業法務部にお勤めの方々は、正確性を担保しながら、法務業務の合理化・迅速化をサポートしてくれる、信頼できるAIを待ち望んでいました。CoCounsel のサービスを開始し、法務分野で信頼性の高いAIソリューションを提供できることを、大変嬉しく思います。」
CoCounselは、生成AIによる8つの法務コアスキルをお客様に提供します。
• 宣誓証言の準備
• 文書のドラフト作成
• データベースの検索
• 文書のレビュー
• 文書の要約
• 契約データの抽出
• 契約書のコンプライアンスチェック
• イベントタイムラインの体系化
これらは業界で最も包括的な生成AIスキルセットを構成し、法律専門家がより深い洞察を迅速に収集するだけでなく、より優れた成果を提供できるよう設計されています。
トムソン・ロイターのCoCounsel製品責任者ジェイク・ヘラーは、次のように述べています。 「これまでプロフェッショナルレベルのAIを利用できなかったマーケットでCoCounsel を展開できることは、トムソン・ロイターにとって非常に大きな成果です。より多くのお客様に生産性と成果の質の大幅な向上を実感していただくとともに、生成AIの力を世界中に届けられるよう、さらにスピードアップして取り組んでいきたいと考えています。」
CoCounselを国際的に展開し続けていくことは、当社がサービスを提供するすべての法律専門家が生成AIアシスタントを利用できるようにするという、トムソン・ロイターのビジョンにおいて非常に重要です。
トムソン・ロイターの生成AIプラットフォームは、再利用可能な構成要素を活用し、信頼できるコンテンツ、AI、生成AIその他を将来製品の構成要素としてまとめることで、新たなソリューションを迅速かつ容易に立ち上げることを可能にする、包括的なイノベーションの源泉です。
トムソン・ロイター
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